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ボーグをAF化 投稿者:伊藤 哲郎 投稿日:2008/06/23(Mon) 22:04 No.3299  
人間の慣れっておそろしいですね。MF一眼時代はMFが苦にならなかったのに、AFを使いだすとMFが難しくなりますね。
最近はフォーカスエイドやキャッチインフォーカスに頼りきっています。
PENTAXのフォーカスエイドが効くのはメーカーさんは「F5.6より明るいレンズを使った時」と言ってますが、実際にはF7とかF8でも作動します。

PENTAXにはMFレンズをAFで使える様にする「A AFアダプター1.7×」と言う優れ物が有ります。使用条件は「F2.8より明るいレンズ」とこれまたメーカーさんは言ってますが、フォーカスエイドが作動すればA AFアダプターは使用可能です。

このアダプターを使うとボーグがAFレンズとして使える様になります。
アダプターを入れた状態でF7位ならAFが働きますので、マスターレンズとしてのボーグはF4位にする必要が有ります。
ボーグをF4レンズにするには、EDレデュサーF4DG[7704]を使えば簡単にF4レンズに出来ますが、ヘリコイドM使用の制約が有り又、非常に高価です。
そこで、レデュサー0.66×DGT[7866]を使って101EDをF4レンズにしてみました。このレデュサーはミニボーグ用なので周辺減光がどうなるのかの心配が有ります。レデュサーを入れた状態のf=420mmF4.2では周辺減光が有りますが、AFアダプターを入れると周辺減光の心配は無くなります。
101EDがf=718mm(35mm換算で約1,100mm)F7.1の超望遠AFレンズになります。
因みに全長は580mm、重さは3,750gです。使い方にちょっとコツが必要ですが、AFで撮れるのはとても楽ですね。

PENTAXのボディーはとても使い易いのですが、単焦点の超望遠レンズは300mmF2.8がディスコンになり、300mmF4と600mmF4の二本しか有りません。また、サンニッパやヨンニッパが中古市場に出ることも殆ど有りません。
[7866]を使うと101EDがヨンヨン相当に、125SDならゴーヨン相当になりますので ペンタで欠けている超望遠レンズの穴が埋められます。

この手のアダプターはペンタ以外には見当たりません。(AFレンズが主流ですから当然と言えば当然でしょうが)ディスコンにならなければ良いがと思ってます。カメラ屋さんの店頭在庫は先ず有りません。予備の為一個注文しましたが「取り寄せ・納期未定」の状況です。



Re: ボーグをAF化 伊藤 哲郎 - 2008/06/23(Mon) 22:13 No.3300  

周辺減光と解像感のテスト写真です。
今のデジ一眼はトリミング耐性が高いので、結構トリミングしても使えます。

撮影機材
101ED+[7866]+A AFアダプター1.7×+K20D



Re: ボーグをAF化 伊藤 哲郎 - 2008/06/23(Mon) 22:15 No.3301  

↑ AFで撮ってます。


Re: ボーグをAF化 Secnat - 2008/06/24(Tue) 15:03 No.3303   HomePage

AFアダプター1.7×が作動しやすくするためにレデュサー0.66×DGTを使った、というか、AFアダプター1.7×によるF値の増加をレデュサーでキャンセルしたといってもよろしいのでしょうか、伊藤さんならではのすぐれた工夫を読ませていただきました。

撮られた写真の分解能がすごいですね。そう思ったのはぼくも同じような写真をいま撮ってみたからです。ぼくの場合、101ED+TC1.4X+Eー420ですので、1800mm相当、F7.6かと思いますが、伊藤さんの面積比1/4トリミングは画角として2200mm相当とみて比較しても差がありすぎます。こまりましたが、ぼくの場合、晴天、直射日光下の陽炎のせいだとしておきます。



Re: ボーグをAF化 伊藤 哲郎 - 2008/06/24(Tue) 17:58 No.3304  

Secnatさん こんにちは。

おっしゃる通りAFアダプターによるF値の増加をレデュサーでキャンセルしています。AFセンサーがもう少し高感度ならこんな事しなくても済むのですが。
最初はペンタのMFレンズA400mmF2.8EDを使うつもりだったのですが、中古市場にはまず出ないと言われて、苦肉の策で101EDをF4レンズにした訳です。

遠景でのテストは日中は無理ですね。鉄塔までは約600Mの距離ですが、ファインダーを覗いてもユラユラしているのが判ります。早朝か夕方の大気の状態が安定している時にテストする様にしています。
最近のデジ一眼なら、面積比1/4位のトリミング(2,200mm相当位になります)でも充分使えますね。

ところで一つ教えて頂きたい事があるのですが。オリンパスはマウントアダプターを介した場合フォーカスエイドは使えないのですか。E−3に興味が有ったのでオリンパスに照会したら「OMレンズをアダプターを介して使うとレンズ情報が伝わらないのでフォーカスエイドは機能しない」との回答だったのですが、本当ですか。



Re: ボーグをAF化 Secnat - 2008/06/24(Tue) 21:01 No.3305   HomePage

そうですか、日中の遠景は無理があるんですね。それと伊藤さんの場合、鉄塔までの距離が約600Mとのこと、ぼくの場合、いま地図上で調べてみましたが、1.5Km以上ありそうです。そのわりに大きく見えるのは、鉄塔自体も大きいのでしょうか。なんだかすこしほっとしました。

フォーカスエイドのこと、ぼくはまったく詳しくないですが、価格板のE−3で検索してみても、やはりマウントアダプターを介した場合フォーカスエイドは使えないとみなさん云ってますね。もちろんぼくが所有しているE−420も同様です。ただ、特殊なチップ”ダンデライオン”(ドイツ製?)を使うと可能になるようです。
http://www.4-3system.com/modules/news/article.php?storyid=125
これも焦点距離に応じてチップを換えなければいけないようで、ややこしいですね。


Re: ボーグをAF化 伊藤 哲郎 - 2008/06/24(Tue) 21:31 No.3306  

有り難うございます。
やっぱりフォーカスエイド使えないのですね。
合焦マークが点灯すると安心してシャッターが切れるのですが。


Re: ボーグをAF化 探険隊隊長 - 2008/06/27(Fri) 16:49 No.3308   HomePage

伊藤さん、こんにちは。
フォーカスエイドやAFが使えるのはフォーカス精度以前の問題としてシャッターを押す決断がはやくなるという点でいいですね。
マニュアルフォーカスオンリーだとピントがあっているように見えてもさらにああでもない、こうでもないとピント操作をしてしまい、鳥に逃げられることがよくあります。

ペンタと同じようなアダプターはニコンではTC-16ASがあります。こちらは1.6倍です。
作動する範囲はだいたいペンタと同じような感じだと思います。
因みにレデューサーを付けない状態の125SDのF6.0相当だとTC-16ASがジーコ、ジーコと動くだけでピントは合いませんでした。
125SDに1.4倍テレコンバーターDGを取り付けた状態のF8.4でフォーカスエイドが効くのでTC-16ASが1.6倍ではなく1.4倍ならレデューサーなしでもAFが作動するのにと、少し残念です。
この手の製品は今後出てくる可能性はありませんね。


Re: ボーグをAF化 TOM - 2008/06/28(Sat) 08:08 No.3311  

伊藤さん。
貴重な情報をありがとうございます。
私も、早速 AAFアダプター1.7×を購入し、AF化に挑戦したいと思っていますが。このアダプターを装着した場合、合焦はどういうことになるのでしょうか? 延長筒の挿入、又は、鏡筒を短くする等の工夫が必要でしょうか?


Re: ボーグをAF化 Secnat - 2008/06/28(Sat) 09:35 No.3313  

↑ ↑


Re: ボーグをAF化 伊藤 哲郎 - 2008/06/28(Sat) 11:02 No.3314  

探検隊隊長さん こんにちは。
ニコンにも有る(有った?)んですね。
予備で注文していた品 つい先日届きました。余り売れそうな品ではないので その内にカタログ落ちしそうですね。

TPCの1.3倍MAGNIFYING EYEPIECEをつけてから、そこそこMFでもいける様になったのですが、やはり合焦マークがパッと点灯する方が安心感があります。
合焦可能範囲が狭いので、デジスコと同じ様にファインダーである程度合わせてからシャッター半押しでAFさせてます。 まぁ〜セミ・オートですね。
FTFにおおよその距離目盛を貼り付けて、ピント合わせの一助にしています。

TOMさん  こんにちは。
ボーグさんの商品説明には合焦位置が直焦点の時より80mmほど内側になると書いてあります。
77EDや101EDの標準的パーツ構成なら80Φ205mm鏡筒[7800]を80Φ135mm鏡筒[7136]に変えれば無限遠が出ると思います。ボーグさんに確認して下さい。
私の場合は特殊なパーツ構成ですので、[7800]を切断して合わせました。レデュサー0.85×DGL[7886]を入れた時より70mmほど縮めてます。

それから、アダプターの接点をショートさせないとAFが効きません。カメラマウント[5002]の塗装を剥がせばOKです。



Re: ボーグをAF化 TOM - 2008/06/30(Mon) 03:23 No.3321  

すみません、もう一つ教えて下さい。
私のシステムは、60ED +0.66×DGT + AAFアダプター1.7× なのですが、塗装を剥がすべきカメラマウント(5002)というのは、レデューサーとAAFアダプターの間に取り付けるアダプターのことでしょうか? また、塗装を剥がすというのは、どの部分の塗装でしょうか?
いろいろ聞いてすみません。


Re: ボーグをAF化 伊藤 哲郎 - 2008/06/30(Mon) 09:42 No.3322  

ヤスリでちょっと削れば塗装を剥がせます。(添付写真ご参照)



Re: ボーグをAF化  - 2008/07/03(Thu) 12:03 No.3324  

伊藤さん初めまして。いつも楽しませて頂き有難うございます。私もボーグのAF化を試みています。写真を参考に〔5002〕を鑢で削りましたがペンタックスのシャッターが切れません。〔5002〕を取り付けるまではシャッターが切れますが接点をショートさせるとシャッターが切れなくなります。一段目の幅が5ミリの部分だけ塗装を剥がしたのですが此れで宜しいのでしょうか?よろしくご教示願います。


Re: ボーグをAF化 伊藤 哲郎 - 2008/07/03(Thu) 12:43 No.3325  

写楽苦齊さん こんにちは。

シャッターが切れないのが正常です。ピントが合えばシャッターが切れます。

MFモードにすれば、今まで通りピントが合ってなくともシャッターは切れます。


Re: ボーグをAF化  - 2008/07/03(Thu) 13:41 No.3326  

伊藤さんトンチンカンな質問で失礼致しました。ファインダーを覗くとF--とだけ点滅していますが此れで宜しいのですね。有難うございました。


Re: ボーグをAF化 TOM - 2008/07/04(Fri) 19:34 No.3330  

伊藤さん
いろいろ教えて頂きありがとうございます。
私もAF化を目指しておりますが、写楽苦斎さんと全く同じ状況で、F---が点滅しており、どうやてもシャッターが切れません。MFモードに切り替えても全く同じ症状なのですが、何か根本的にやりかたが間違っているのでしょか?


Re: ボーグをAF化 TOM - 2008/07/04(Fri) 19:46 No.3331  

たびたびすみません。解決方法が分かりました。カスタムモードで「絞りリングの使用を許可する」にチェックを入れると大丈夫です。


Re: ボーグをAF化 伊藤 哲郎 - 2008/07/04(Fri) 21:11 No.3332  

ボーグ(Aポジションの無いレンズ)を使うには、先ず「絞りリングの使用」を許可にしないと使えないのです。=シャッターが切れないのです。

AF化上手く出来ましたか。


Re: ボーグをAF化 TOM - 2008/07/04(Fri) 21:52 No.3333  

伊藤さん
AF化できました。ピッと鳴ってピントが合うんですね。
当方のシステムは、60ED +0.66×DGT + AAFアダプター1.7× なのですが、どういう映り方するのか楽しみです。明日早速、鳥を撮りに行ってきます。


Re: ボーグをAF化  - 2008/07/05(Sat) 10:20 No.3335  

伊藤さん お教え願ってもシャッターが切れないのでカスタム設定の絞りリングの使用を許可するにチェックを入れたところAF化出来る様に成りました連絡が遅れ失礼致しました。
TOMさん初めまして 同じ問題で悩んでいたんですね。AF化出来て良かったですね。今後ともヨロシク。


Re: ボーグをAF化 伊藤 哲郎 - 2008/07/05(Sat) 18:23 No.3336  

至近距離(10M位)の画像です。鳥さんなかなか撮りに行けないので、お花で代用。
私的にはAFでこの位撮れれば充分です。
もう少し寄れると望遠マクロの様に使えるのですが、今のパーツ構成では無理です。Secnatさんの様にマクロ専用鏡筒を作った方が使い易いでしょうね。

101ED(AF仕様)+K20D  面積比1/4トリミング  リサイズのみ



Re: ボーグをAF化 Secnat - 2008/07/05(Sat) 21:59 No.3338   HomePage

伊藤さん、きれいにやわらかく撮れてますね。そんなことがわかるはずもないのですが、こころなしか迷光処理も行き届いているのでしょう。いつも思うのですが、40万キロ先の月を撮る望遠鏡で眼前の花が同様に克明に撮れることが不思議です。


Re: ボーグをAF化 TOM - 2008/07/06(Sun) 00:09 No.3339  

伊藤さん
今日早速、AF化BORGを持ってカワセミを撮ってきました。
いいですね、AF。今まで、ピントを合わせに時間がかかっていたのが、ピッで一発です。またいろいろ教えて下さい。



Borg vs Leica 投稿者:Secnat 投稿日:2008/06/29(Sun) 10:23 No.3318   HomePage
自分でつけたタイトルですが、われながらこのタイトル、刺激的です。こんな比較はお目にかかったことはありません。おそらく、両者はユーザー層からしても、関心の方向性からしても、あまりにも違いすぎるからでしょう。本来天体望遠鏡として開発されてきたボーグシステム、その中の60EDをもっぱら地上の花(など望遠マクロとして)を撮るために最適化しようと腐心してきたぼくですが、なぜそんなことをするのか?やはりその描写がすばらしいと思うからです。こういうと自画自賛のきらいがあって恐縮ですが、最近撮ったバラなどの写真29枚を拙HP「六月の花」に掲示しています。

しかし、「描写」の問題というのはたいへん主観的であり、個人々々の判断で大きく左右されます。せめてこれに客観性をもたせる方法は、世間で優れていると目されているレンズと撮り比べてみれば、優劣というよりも描写・表現の違い、もしくは類似性が明確になろうかというものです。ところでこの「世間で優れていると目されているレンズ」ですが、これがまた難題ですね。たまたまぼくはLumix L10とともに使っているLeica Vario−Elmar 14−150mmが手元にあって、このレンズはフォーサーズ専用でもあり、すこし高価でもあり、使っているひとはけっして多くありませんが、所有していて関心のあるひとの評価はこぞって高いです。

撮り比べでだいじなのは、同時性でしょうか。それで60ED(Reducer0.85付き)、件のライカレンズ、L10と三脚、を持って、近隣のバラ園にでかけました。焦点距離がちがいますので、ライカレンズのほうは寄って撮るようにしましたが、どうしてもBorgのほうがアップになってしまいました。しょうじき、もし結果がこんなタイトルにふさわしくなければ、この記事はボツにしようと思っていたのですが、帰ってPCで見て、なかなかどうして、しっかりと両者が居場所を主張しているというのが率直な感想です。むしろ、ぼくはさいきんBorgを贔屓にするあまり、このLeicaレンズでの撮影がちょっとぞんざいだったかもしれないと感じています。それと、Borgのほうは、泣いても笑ってもMFしかないのですが、Leicaのほうは、AFはもちろん、MFでもいいし、いわゆるフルタイムMFもできて、かえって迷ってしまうのです。それに、野鳥ならともかく、花の場合ぜんぶ日の丸写真になってしまってはいいかげんなことになってしまいます。ちなみに、60ED(Reducer0.85付き)は、f=300mm F4.9、 Leicaは一律 f=150mm F5.6 で撮りました。

こういった比較は、このBBSに縮小で数点掲示しただけでははっきりしませんので、「Borg vs Leica」のタイトルで拙HPに、それぞれ13点づつを同じシーンの順で掲示しておりますので、よろしければご覧くださればありがたいです。

いっぽうで、最後29番目のバラ園中庭の写真は、Leicaの広角寄り33mmでのものですが、こういうパースペクティヴはこのBorg60EDシステムがどう逆立ちしても撮れないということも理解しておかなければなりません。それはもちろん性能の問題ではなく、たんに焦点距離の長短にかかわることにすぎませんが。

付記:
画像はすべて1360x1020ピクセルで送出していますので、UXGAでご覧いただくことを期待していますが、SXGA、XGAにも自動対応していて、そのときは受信側で自動リサイズ表示されます。ファイルサイズは画像によって区々様々で、送出時点で、150〜300Kbくらいに分布しています。


Re: Borg vs Leica Secnat - 2008/06/29(Sun) 11:40 No.3319   HomePage

撮影したときの両システムの状態です。

P.S.
いろいろ言いたいことがあって長くなって恐縮ですが、もうひとつ。
ぼくはこのところ101EDシステムで、粗動だ微動だのと大騒ぎしたこともあって、合焦機構にセンシティヴになっています。このLeicaズームレンズはもちろんMFが可能ですが、そのピントリングを調べてみますと、なんと無限遠から最短50cmまで、300°くらいの回転で一挙にカバーしているのですね。それもフェザータッチの軽さで。

いっぽうこのBorgシステムは、ヘリコイドを二つも並べて、それぞれ300°づつ都合600°を、よいしょよいしょと回して、ようやく20mから2mくらいしかカバーしていないというなさけなさです。しかし、これを裏返すと、Leicaズームに比べて、格段にすぐれた微動合焦動作を可能にしていることになります。それは撮った写真にもピント精度として現れてくることになります。



粗動と微動、もうひとつのアプローチ 投稿者:Secnat 投稿日:2008/06/27(Fri) 14:23 No.3307   HomePage
まえにタマテタテさんが粗動・微動の数値的評価として、ていねいな計算をしてくださいました。その一部ベースとなったぼくの観測がおおざっぱでしたので、正確に測りなおしてみました。結果、つぎのとおりとなりました。1回転360°当たりの内筒移動距離に統一して、大小順に並べてあります。(MF=マイクロフォーカス機構)。また、比較を容易にするために、右側にMF粗動を1とした減速比の逆数(減速率とでいいましょうか)を記入しました。

M57LII   48mm      0.3
M57     21mm      0.6
MF粗動   13mm      1
MF微動   1.32mm    10

これを見て、たいへん意外な事実は、いまいちおう満足して使っているM57が減速率においてMF粗動以下であるということでした。じっさいの使用感ではMF粗動よりも細かく合わせやすいと感じていたからです。

これはなにを意味しているのでしょうか・・・。その背景は、おそらく、指先に感じる「体感的な」合わせやすさというものは、角速度もさることながら、回転ノブ円周上の移動速度が大いに影響してくるということだと推論しました。ちなみに、粗動ノブの径は40mm、いっぽうM57のドラム径は65mmあります。

そこで、ぼくは、例によって写真のようにヘンなものを作ってみました。なんだか船の操舵輪みたいな、イスラムのモスクみたいなものですが、大径のノブがおいそれとは見つかりませんので、手元のジャンクからにわか作りのものです。径は80mmあります。これの使用感は、回転トルクの半減もあいまって、減速率2〜3くらいに感じます。もっとスマートな大径ノブが見つかればそれを採用して、ヘリコイド使用を省略すれば、システムとして簡潔なものになる可能性がありますね。

いっぽう、そんな無理せずに、素直に微動ノブを使えばいいではないかというご意見もあろうかと思いますが、使用Applicationにもよりますが、すこし動きが細かすぎますね。それと、注意しないと、荷重によっては空転することがあるみたいです。この経験はぼくだけかと思っていましたら、たまたまKasai Tradingのサイトにこんなことが書いてありました。

> 特に重量のあるデジタル一眼等を接続して天体写真撮影する予定がある場合は、ご注文時にその旨をお知らせ下さい。ご希望により、マイクロフォーカス機構の回転テンションを写真用途に最適な堅さに調整して出荷することも可能です。

これは微動ノブのことだと思うのですが、正確なことはわかりません。



Re: 粗動と微動、もうひとつのアプローチ タマテタテ - 2008/06/27(Fri) 20:19 No.3309  

>角速度もさることながら、回転ノブ円周上の移動速度が大いに影響してくる<
まさに同感です。ノブは大きければ大きいほど使いやすいかといえばそうでもないですね。10cmにもしたら手に余って細かい動きは阻害されるように感じます。
100EDに使っているビクセンのノブ径も4cmですが、65mm径のワッカ(マツモトさんのEMSを止めるワッカ)を被せて使っていますが、この辺が丁度いいような・・・。
前にも書きましたが、眼視で高倍率の時はマイクロフォーカスの微動は大変マッチしています。ピントはここしかないと細かく決められますが、デジイチのファインダーを通すと細か過ぎてよくピントが掴めません。ということは眼視並みのピントが必要なのに、結構いいかげんなピントで撮っている事実に愕然とします。
kasai Tradingに注文する時、Secnatが書かれた部分に気がついて調整を依頼したのですが、例によって無口なkasaiさんからは何のコメントも無く違いは分からずじまいでした。


Re: 粗動と微動、もうひとつのアプローチ Secnat - 2008/06/27(Fri) 21:33 No.3310   HomePage

タマテタテさん、”無口なカサイさん”なんですか、よく覚えておきます。そこへいくとトミーさんは聞けばなんでも教えてくれて愛想がいいですね。ひとそれぞれですね。


Re: 粗動と微動、もうひとつのアプローチ Secnat - 2008/06/28(Sat) 09:34 No.3312   HomePage

≪三段変速マイクロフォ−カサー≫

アダプター〔7128〕を使って意外と簡単に実現しました。変速比は1:2:10です(感覚的に)。



Re: 粗動と微動、もうひとつのアプローチ 伊藤 哲郎 - 2008/06/28(Sat) 13:16 No.3315  

こんにちは。Secnatさんの数々のアイデア楽しいですね。

僕の持っているマイクロフォーカサー(MF)も相当テンションをかけないとスリップします。月面撮る時などストッパーをちゃんと締めて置かないとずり落ちの心配が有りますね。

ノブ一回転での移動距離もう少し大きい方が使い易いですね。その方が微動も使い易くなります。ちょっとシャフトが細過ぎ。テンションかけるとシャフトが撓んでいる様な気がします。
因みにFTFは約20mm、タカハシのラック&ピニオンは約24mmです。
最近タカハシは減速比を1:10から1:7に変えてます。この方が使い易いと言う事でしょう。





Re: 粗動と微動、もうひとつのアプローチ Secnat - 2008/06/28(Sat) 22:19 No.3317  

伊藤さん、記事読んでいただいてありがとうございます。
それにしても、伊藤さんの写真で燦然と輝いているあの金色のノブがずーっと気になっているぼくです。


テレグラス ウエアラブルEVF 投稿者:アトム 投稿日:2008/06/19(Thu) 16:54 No.3293  
トミーテックでも販売するらしいですが、これは面白いですね。 T3-A
価格も手頃です。 解像度は一般的な液晶程度(QVGA)です。
http://www.scalar.co.jp/teleglass/t3.html
倒立も出来るらしいですね。 
この中の動画を見ると面白いですよ。
電動でEVFを格納したりするときの音がマンガチックで笑ってしまいます。
ますますドラゴンボールの世界ですね。

これを使えば照準器をどこに付けようが両眼視が出来ますね。
デジボーグ御用達の必須アイテムかもしれませんね。


Re: テレグラス ウエアラブルEVF Secnat - 2008/06/19(Thu) 22:05 No.3296   HomePage

↑ ↑


ヘリコイドの挿入場所、60EDの場合 投稿者:Secnat 投稿日:2008/06/17(Tue) 19:03 No.3291   HomePage
対物が60mm以下の場合、ほとんどの部材がM57ネジ系で統一されているので、構成がしやすいといえます。また、M57ネジ系は、カメラ側から対物に向かって、オス・メス、オス・メスの順序で流れが原則一貫しています。この設計思想は、ぼくがいうのもなんですが、たいへんすぐれています。ただちょっと特殊なケースがあります。60EDの対物セルは、ケラレの関係といわれていますが、オスなんですね。ですから、単独で使うと流れが逆流します。また、M57ヘリコイドは、ネジ系の流れは「正流」なのですが、どういうわけか、内筒の移動方向が回転方向にたいしてM57LIIとは逆です。ですから、連結して使うとたいへん戸惑います(既報)。それで前後逆付けにするわけですが、そうすると、ネジ系の流れが逆流します。

”転じて福となす”という言葉がありますが、逆流に逆流を重ねると、正流となるのが事の道理です。そうして構成したダブルヘリコイドシステムが写真です。鏡筒バンドではさんでいる部分がもともと対物セルの後方にあったメスメスです。

ご覧のように、M57ヘリコイドは、モーメント荷重の点で最悪の場所に付いています。じっさいヒップサポート無しでは使いものになりません。(余談ですが、ヒップがとんでもないところにきていますので、これをヒップサポートと呼ぶのは無理がありますね)。なぜフロントヘリコイドにしないで、こんな無理をするのかの理由は二つあります。ひとつは、ライブビューで拡大表示したときの像のブレ(ヘリコイドに手をかけるだけで震度6強で揺れる)を軽減すること、もうひとつは、おなじくライブビュー時に左手が遠くてまわりきらないからです。

M57ヘリコイドもM57LIIも、回転角は同じで300度くらいです。ということはストローク各々16mm、36mmの比がピッチの差で、M57ヘリコイドは2倍強の細かさがあり、これを微動(微調整)とし、M57LIIを粗動とする使い方です。使用感はまことに快適です。



Re: ヘリコイドの挿入場所、60EDの場合 Secnat - 2008/06/19(Thu) 13:22 No.3292   HomePage

≪おんぶにだっこ≫

改訂版です。
ヘリコイドというのはいわば大径のネジであって、ふつうネジは締めれば固く固定されますがユルユルではガタがあります。ヘリコイドの場合はユルユルで使いますが、このガタを粘性体でダンプしているといえます。このように支えてやれば、たんに動きがスムースになるだけでなく、ガタによって生じる撓みも軽減されます。
支えバネの固定は、鏡筒バンドのヒンジ部を利用していますが、使われているネジはM4で、ヒンジ機能としては十分ですが、こういう使い方にはたよりないので、M6に広げました。



Re: ヘリコイドの挿入場所、60EDの場合 タマテタテ - 2008/06/19(Thu) 20:28 No.3294  

Secnatさん
目まぐるしく展開されるアイディアの数々を楽しませてもらってます。
粗動・微動の動きの細かさには現に自分が見ている像によって適正な細かさがあるように思います。細かすぎても分からないし、粗すぎるとこれもまた困るといった按配です。
クレイフォード式のマイクロフォーカス機構を使っています。眼視で100倍以上の倍率ですと、微動の刻み一つ回転で像の判断ができますが、カメラのファインダーに4倍の単眼鏡をつけて見た像では微動の像の変化がよく見えず、時には粗動でエイヤッと決めたりします。
微動ノブには数えてみると60(角度で6°)の刻みがあります。粗動1回転が13mmくらいの移動になりますので、微動刻み一つは0.022mmの移動になります。
上記のSecnatさんのカキコミから計算しますと、6°回転によりM57が0.32mm、M57LUが0.72mm移動することになります。ヘリコイド2個体勢は私には考えも及びませんでしたが、対象の見え具合よって使い分けできていいですね。(以前に30倍微動の機構を自作しましたが、デジスコには細か過ぎて不向きでした)


Re: ヘリコイドの挿入場所、60EDの場合 Secnat - 2008/06/19(Thu) 22:04 No.3295   HomePage

タマテタテさん、ありがとうございます。
おっしゃるとおり、たしかに粗動・微動の問題は相対的なことで、ターゲットをどういう倍率で見ているかによりますね。

それにしてもタマテタテさんはすごい計算をなさいますね。マイクロフォーカス機構の微動刻みはM57ヘリコイドの10倍強の分解能ということでしょうか(理解が正しければ)、感覚的には理解できます。
いま東の空に昇ってきた月を換算1800mmで見ていますが、もうすこし細かく微動してくれたほうがいいように感じます(101ED+TC1.4+M57ヘリコイド、E−420)。

P.S.
追加事項です。いままで書かなかったことですが、ヒップサポートの弱点は、極端な仰角(たとえば天空の月)、俯角(これはじっさいにはあまりないです)撮影では、モーメント荷重が引張りもしくは圧縮荷重に転移してその効果が減殺されることです。


迷光について迷論 投稿者:Secnat 投稿日:2008/06/13(Fri) 16:53 No.3287   HomePage
迷光対策を施したはいいけれど、どれだけ改善されたのかわからないというのももどかしいものです。絶対測定なんぞできるわけもないですが、量的比較くらいできてもいいじゃないか、というのがこれです。上段が対策前、下段が対策後です。左側だけ見ればなんにもわかりませんが、右側では大違いです。これって迷論でしょうか。



Re: 迷光について迷論 Secnat - 2008/06/16(Mon) 12:21 No.3290   HomePage

前回の測定はあまりにもぞんざいでしたので、測定チャートを改良して再度試みてみました。真ん中の白い部分をグレーにして明るさを合わせやすくしました。両端の黒い部分は植毛紙です。

上段は現用の101EDシステム、中段は60EDシステム、下段は同じく60EDですが、一部60mm鏡筒についてだけ植毛紙を貼っていないものです。左側がオリジナルで右側が等量のガンマをかけて明るさを上げたものです。

60EDシステムについては、製品として鏡筒じたいにすでに迷光処理がほどこされているわけですから、たった60mmについて植毛紙を貼る貼らないでなんら変わることはないことを示していて、むしろこの測定に反復誤差がないことを証明しているようなものです。

101EDシステムについては、はっきりと差は認められますが、これとてレンズも焦点距離も大きく違い(カメラは同じE−420ですが)ますから、誤差要因があるとして評価しなければならないと考えます。いっぽう結果を素直に受け止めると、101EDの場合(全体にていねいに迷光対策をほどこしています)、カメラをはずしてカメラ側から空を覗いてみても、ほとんど真っ暗で鏡筒内壁が視認できないことは事実です。

いじょう、なんだかあいまいなはなしで、ご参考になるのかあやしいものですが、ひとつの方法論ではないでしょうか。



無重力空間? 投稿者:Secnat 投稿日:2008/06/04(Wed) 18:46 No.3273   HomePage
この写真、遠くから見るとカメラが無重力空間に浮遊しているように見えませんか。ここにBorg M57ヘリコイド(7857)を逆付けで取り付けるつもりです。ヘリコイドは、重いカメラを支えるという苦役から解放されて、後顧の憂いなく能力を発揮することができるというものです。このほど行われた星出さんの宇宙での成功にあやかって、難易度は月とすっぽんの差ですが、ぼくもうまくやりとげなければなりません。組み上がった写真を次回お見せすることができると思います。



Re: 無重力空間? タマテタテ - 2008/06/04(Wed) 19:46 No.3274  

何時も楽しく読ませてもらっています。
ウッ本当だ、カメラが無重力!という訳にはいかないでしょうから、ヘリコイドで前後するカメラはどこの部分でスライドするのでしょうか。組み上がりを楽しみに待っています。


Re: 無重力空間? Secnat - 2008/06/04(Wed) 20:03 No.3275   HomePage

タマテタテさん、レスありがとうございます。
お察しのとおり、このままでは身動きできませんです。こないだ買ったばかりのE−420が落っこちないように、とりあえずネジ止めしてあります。ヘリコイド装着時はただレバー面上をカメラ底面が滑るだけです。摩擦は negligible と見ています。


Re: 無重力空間? シャイな中年 - 2008/06/04(Wed) 22:56 No.3276  

Secnatさん今晩は。ボーグユーザーとしましてはフォーカシングがポイントですね。ヘリコイドとの組み合わせを楽しみにしています。76EDとマイクロフォーカサーで撮影していますがまだまだ開発中です!!


Re: 無重力空間? Secnat - 2008/06/05(Thu) 08:17 No.3277   HomePage

シャイな中年さん、ボーグシステムではフォーカシングが最重要項目のひとつであること、まったく同感です。関連パーツの組み合わせが無際限にあって、試行錯誤をくりかえしています。ゼロシフト、ゼロバックラッシュ、などは天体もおなじですが、地上一般撮影では再現性などはあまり重きをおかないかわりに、粗動、微動が軽快に行えることがだいじかと思っています。
おおかた出来ているのですが、これからちょっと手直しをして写真に撮ります。ご意見ありますればお寄せください。 


Re: 無重力空間? Secnat - 2008/06/05(Thu) 15:12 No.3278   HomePage

組み上がった写真を添付します。
いきなり余談ですが、この写真、60ED+Reducer 0.85xDGで撮りました。BorgをBorgで撮るひともいないと思うのですが、おもしろい事実ではあります。よく見ると画像左右両端でぼけていますが、これは周辺のレンズ性能の劣化かとも思えますが、ピントはヘリコイド目盛10に合わせてあり、上下目盛のぼけ具合からみても、左右両端のぼけも焦点深度が浅いことによるとも考えられ、ボーグシステムではフォーカシングがいかに重要であるかのサンプルですね。

以下、考察点を列挙します。

1. ヒップサポート
これは明らかにヒップサポートであって、とくに目新しいものではありません。しかし、一般に行われているヒップサポートは、三脚台座あたりから長いプレートをもってくるやりかたがほとんどで、いかにもはるばる遠隔地に支援部隊の派遣を要請したという感じがぼくにはあります。それに赤道儀などでジンバルバランス化した場合には使えないように思えます。それに、マイクロフォーカサーの80mmにも及ぶストロークをスライドさせるとなると一筋縄ではいきませんね。ま、いろいろ工夫もあるでしょうし、長尺システムの振動防止の意味もありますから、けっして批判しているわけではありませんが。ヘリコイドにたいするモーメント負荷をなくすという特定の目的がはっきりしていれば、ローカルで、現地でサポートを立ち上げればいいではないか、というのがぼくの考えです。

2. サポートステー
ステンレスのホースバンド、幅12mm、を使っています。これは苦肉の策で、以前、三脚台座をもたない望遠レンズのためにつくったものが残っていたのでそれを使いました。ネジ径は1/4インチです。

円筒形状のものに小物を取り付けるのにいつも苦労しますが、その要求事項(Requirements)をまとめると、

任意の角度で取り付けられること
直径方向に取り付けネジがあって、相応の支持強度を有すること
光路長(という言い方はへんですが、光路を占有するという意味で)は、用途にもよるが、可及的に短いこと

でしょうか。

これを満足するものは、まさに鏡筒バンドです。ボーグパーツから探してみますと、ありますね、60Φ鏡筒バンドが。ぼくも2個もっています。強度的には完璧ですが、いかんせん、目的には、幅が30mmあって、ちょっとゴツツイです。
Tomytecさん、60Φ鏡筒用で、幅12mm〜15mmくらいで、1/4インチのネジ径のついた簡便軽快な小物用万能ステーを作ってくださいよ。幅広い用途が見込めると思いますけど。

3. マイクロフォーカサー
使っているM57ヘリコイドは、ヘリコイドピッチも適切で、単体での動きも円滑なのですが、ストロークは16mmですので、すくなくとも地上一般撮影用には他にドローチューブ、マイクロフォーカサーなどの粗動デバイスが必要になってきます。この議論はすでにしました。米国FTFはまだ所有するにいたっていませんが、マイクロフォーカサーに加えて微動ノブのないクレイフォード接眼部(最大ストローク42mm)をもっていますので、微動を全面的にM57ヘリコイドに委ねることにして、今回は後者を使ってみました。どちらを使っても(微動ノブ以外)たいした違いはないと思います。いずれの場合も、2インチチューブは取り去って、内筒に直接M57メス(一部加工)をエポキシ接着しています。こういう強引なやり方はぼく独自で、いっぱんにおすすめできるものではありませんが、即座に手軽に要求機能を実現できるメリットがあります。反面、往々にして非可逆です。*

両者共、厚みのあるアルミのドローチューブを4個のローラーベアリングに押しつけて駆動しており、重量、モーメント負荷ともに十分な余裕があると見られます。でないと、ドローチューブ以下に連なるすべての60Φアクセサリー、ヘリコイド、カメラ、は全面的にマイクロフォーカサーに”おんぶにだっこ”していますので、マイクロフォーカサーはたいへんです。ちなみに、米国FTFはもっとすごいですね。ローラーベアリングの転がり面にはステンレスの板が貼ってあるみたいです。

クレイフォード接眼部には対物側に80Φ用のネジが切ってなくて、テーパー部をすこし削って80Φ25mmを圧入接着しています(既報)。たまたまそっくり同じ加工を、さる天体スペシヤリストの方がやっておられるのをサイトで読みましたが、記録しなかったので、どなただったかわからなくなりました。いずれにしても、そのように工夫して使っておられるのを読んでこころ強く思いました。

4. M57ヘリコイド
すでに報告しましたように、60EDシステムでは、フロントヘリコイドとしてなんの補助もなしにすんなりと逆付けできました。こんかいの101EDシステムでカメラ直近に逆付けするには、一転して、前後のオスメス変換、内筒の出っ張りの退避など、どれひとつおろそかにしても繋がりません。そんな苦労してまでなぜそれをそういう使い方で使おうとすのか、それはすでに述べました。


さて、肝心の使用感ですが、なんというか、ルンルン気分で動いてくれます。言葉で表現するのはむずかしいですが、たとえばあのスワロフスキのフィールドスコープのピントドラムを回したときの、スムーズで、硬くなくやわらかすぎない、あの心地よい感覚がよみがえってきました。



エポキシ接着の強度について、いぜん、伊藤哲郎さんから、衝撃に弱いというご指摘を受けていました。貴重なご忠告でしたので、よく覚えています。せんじつ破断テストをやってみました。わけあって、マイクロフォーカサーの外筒のカメラ側に80Φ50mmをエポキシ接着していましたが、必要なくなったので、これをラバーハンマーで4、5回かなり強く叩きましたら、ポロリと落ちました。接着面の重なりがほとんど無い状態、かつ、アノダイズ処理面での接着ですが、これを弱いと見るか、意外に強いと見るかは、ケースバイケースの判断かと考えます。強くして機材の安全を確保する場合と、強さに限界を設けて、破断を逃げとして、ほかの重要機材の安全を確保するという場合もありましょう。
破断後に接着面に残留した硬化接着剤は、カミソリでていねいに端からひき起こすと跡形なくきれいにとれます。いわゆる粘着要素はまったくないようです。これは接着面が平滑な場合のことで、凹凸、もしくは、ネジ切り面どうしの重なりなどの場合だと、破断そのものも困難だし、現状復帰はありえないと思います。



Re: 無重力空間? タマテタテ - 2008/06/07(Sat) 14:04 No.3279  

secnatさん、やー見事に決まりましたね。体操でいえば10点満点の着地ですね。
ボーグ100ED+K10Dの直焦をやっていましたが、いま少し小振りスコープをと思ってCAPRI-80EDを入手しました。カメラのサポートは鏡筒バンドから遥々と遠隔地へ支援してもらいました。
secnatさんの工夫を見て真似をしたくなりました。
E-420より重たいカメラでは支えきれるか不安がありますが、サポートステーの構造がイマイチ分かりません。
すみませんが掲載写真の左下から(サポートステーがよく見える)の写真を掲載いただければ有難いのですが。


Re: 無重力空間? Secnat - 2008/06/07(Sat) 17:16 No.3280   HomePage

タマテタテさん、着地10点満点の判定をいただいてうれしくなります。
CAPRI-80EDというの、ぼくは世間知らずで知りませんでしたが、イタリア・カプリ島のイメージだとか、楽しそうですね。

ご要請にこたえて写真を添付します。恥ずかしくなるような楽屋裏です。
ヒップサポートは、ある程度の剛性をもった金属プレートにボルトを立てて、ネジによって支持点までの高さを調節して支えるというやりかた(市販品ではケンコーブラケット BR230など)が一般的のようですが、ぼくの試みたのはこれとはまったく別で、いわば、車の車軸上で車体を支えているリーフスプリングと同じで、スプリンングのテンシヨンと荷重のバランスを図って支持するというやりかただと思います。

リーフスプリングなどといえばかっこいいですが、ホームセンターやカーショップならどこにでも売っている穴あきの汎用の軟鉄板です。止めネジの部分にすこし角度がつけてありますので、止めネジの締め具合で支え方が変わります。ミリ単位を争ってまかりまちがえば光軸が狂うというような性格のものではありませんので、おおざっぱでいいんです。ほぼ形をつくっておけばあとは手で曲げて調節すればいいです。また、カメラの着脱はこの止めネジをゆるめて穴あき鉄板を脇によけます。
子供が高い所によじ登ろうとして難渋しているとき、おしりに手を当てヨイッショと持ち上げてやる、あの感じですね。E-420はたしかに軽いですが、市販の一眼レフなら、このやりかたで、どれっだって大同小異だと思います。

なお、ホースバンドに通している取り付けステーは、いぜんのことでよく覚えていませんが、ホースバンド関連のなにかのパーツを加工したもので、1/4インチ穴あき部分は、大径のブラケット止めネジの両端を切り落したように記憶しています。こうなければならないというものでもありませんので、適宜工夫されるとよろしいのではないかと思います。
なお、ホースバンド取り付け箇所は60Φ12mm延長筒(7601)です。



Re: 無重力空間? タマテタテ - 2008/06/07(Sat) 20:49 No.3282  

Secnatさん、早速写真添付いただきありがとうございました。
お陰さまでイメージができました。材料を探しながら何とかヘリコイドを使ってルンルン気分を味わえる工夫をしてみたいと思います。


Re: 無重力空間? Secnat - 2008/06/09(Mon) 18:58 No.3283   HomePage

ヘリコイドを左手で回すとき、ちょっと親指がバーに当たるので、クリアランスをとりました。



Re: 無重力空間? タマテタテ - 2008/06/09(Mon) 22:27 No.3284  

親指じゃーなくて薬指かな(どうでもいいことです)と思いましたが、それに応じてやり直されてるSecnatさんに感服。見た目も安定感があるのは完成に近いのでしょう。(無意識に修整できるのは持って生まれた才能です、多分)。


Re: 無重力空間? Secnat - 2008/06/10(Tue) 08:10 No.3285   HomePage

>親指じゃーなくて薬指かな(どうでもいいことです)と思いましたが・・・
どうでもいいとおっしゃっているので、そうかなと思いつつ、どうも気になっていましたがその背景がわからないまま夕べは寝てしまいました。今朝目覚めた瞬間、なんと天啓のごとく、そうだそうに違いないと解けました。当たっているかどうかはべつですが。

ヘリコイドの掴みかたの違いですね。(1)手のひらを添えて下からつかむ (2)上もしくは左横から鷲づかみにする(親指が下にくる)。 じっさいぼくはほとんど(2)なので、どうしてやりにくい(1)が出てくるのか理解できなかったのです。

背景はシステムの懸架方式の違いです。通常の雲台に載せた場合、ロックをゆるめて手を離すと極端に天を向くか、おじぎをします。そうしないためには手で支えなければなりません。また、望遠レンズで手持ち撮影する場合は(1)しかないです。ぼくの場合、赤道儀(3106)を使ってジンバル・バランスをとっていますので、システムは任意の角度で静止しますので、支えるということはいっさい必要ありません。ご存じのように、ジンバル・バランンスというのは、ティルト軸がシステムの重心を貫いているからです。

いじょう、けっして”どうでもいいこと”ではなくて、システム運用上の重要事項だという観点で、ぼくの観察を述べました。


Re: 無重力空間? タマテタテ - 2008/06/10(Tue) 09:12 No.3286  

あーそういうことですか。老いた頭には(1)しかありませんでした。よく理解できました。私も古いカートンの経緯台(重くて三脚は赤道儀のを流用)でジンバル・バランスで使っています。

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